
数ヶ月、保護を伏せていた猫がいました。
白猫の“ハク”です。
名前は、「千と千尋の神隠し」から頂きました。
なぜ、伏せていたのか…。
深い意味はなく複数の理由が重なり「言い出せなかっただけ」なのですが🤗💦
出会いは、去年の9月。
私が朝倉市某所のTNRに通っていた頃でした。
現場の入口にある空き家の植込みにいるのを見かけたのが最初でした。
ガリガリのその身体から、彼に何が必要なのかがすぐに分かりました。
常に車に載せているご飯とお水をバタバタ準備していると、ハクも察したのか警戒しながら近くに寄って来ました。
その場にご飯とお水を置いて距離をとるとハクは夢中で食べ始めました。

その日以来私は、その場所を通る度にご飯をあげる様になりました。
現地の子の不妊手術が終わったらハクも不妊手術を受けさせようと決めていました。
その為には、体力をつけさせないといけません。
手術に向けての給餌なのだと自分に言い聞かせていました。
でも本当は分かっていました😥
不妊手術を受けさせた所でハクにご飯をくれる人間がいない事を…。
家に連れて帰りたい。
ふかふかのベッドで安心して眠らせてあげたい。
私がハクに会う度に思っていた事です。
しかし、我が家には既に沢山の猫達がいました。
毎週休まず譲渡会を開き、何か出来る事はないかと常にアンテナをはり、全力でチャレンジをしているつもりですが、なかなか状況は改善されません。
同行者がいて下さる時は保護したい気持ちをなんとか抑える事が出来ていました。
会話が出来るので気を紛らわせる事が出来るし、もしうっかり「保護したい。」と私が漏らしてもストッパーになってくれるので…。
でも、1人の時にハクの現実と向きあうのは本当に辛くて😢
葛藤の連続でした。
ハクとは、給餌の回数を重ねる毎にどんどん距離が縮まっていきました。
身体を触らせてくれる様にまでなったのです。
ずっとフーとかシャーとか言い続けてくれれば、「私は連れて帰りたいんだけど、本人が嫌がるから仕方ないよね。」って自分に言い訳が出来たのですが…。
長く活動していれば、元飼い猫だろうなとか人馴れは早いな等大体すぐに分かります。
ハクは、チャンスさえあればそう時間はかからずに家猫になれる子。
後は私に覚悟が出来るかどうか…。
そしてハクと出会って約1ヶ月後の10月19日。
私はとうとう彼を連れて帰りました。
覚悟は、出来ていないままでした。
その日もいつもの場所に車を停めて彼が来るのを待ちました。
でも、待っても待っても彼は姿を現しませんでした。
心配になり、大きな声で呼び掛けました。
勝手に名付けた名前「ハク」と。
彼に対して名前を呼んだのはそれが初めてでした。
応えてくれるのか?
すると暫くして少し離れた場所から、「ニャーン」と嬉しそうに駆け寄って来てくれたのです。
良かった…生きてた…😭
お外で暮らす猫の生活は危険だらけです。
次に元気な姿でまた会える保証はどこにもありません。
私は連れ帰りたい気持ちを抑えられなくなってしまいました。
泣きながら予備の保護器を車から降ろし、保護器の中にご飯を入れ、彼を奥に誘導。
そっと入口を閉じました。
また、やってしまった…。
(ふと我に返った時の正直な感想です。)
後先考えずって正にあの時の事を言うのだと思います。
既にキャパオーバー😱💦
すぐに使えるケージの空きはない。
ケージを置く場所すらも無い。
「また保護したの?」って、怒られるよね😥
ボランティアさん達にも心配かけてしまうよね…。
でも、ハクの様な子を助けたくて活動を始めたのに小大人になったら絶対に助けるんだ!と心に決めてたのに今、手を差し伸べなかったら絶対に後悔する。
今までの自分を否定する事になる。
ハクを入れた保護器を車に載せて捕獲場所へ。
対象の子達が保護器に入るのを待っている間、ハクに追加のご飯をあげました。
いつもの様に慌てて食べようとするハク。
「もう、そんなに慌てて食べなくても大丈夫だよ。」
その頃には、私の気持ちは充実感でいっぱいになっていました。
まぁ結局の所、やるか、やらないかだと💪
問題は山積みなのに😅

数日後、ハクを連れて病院へ🏥
ガリガリのハクの健康状態を知りたくて。
栄養失調なら良いけど、もしかしたら猫エイズキャリア、猫白血病キャリアの可能性もあり得ます。
猫エイズならまだしも、白血病だった場合は隔離が必要😥
結果次第では、ハクの保護が最後になる可能性も…。

ハクとの出会いから保護に至るまでのお話はこれでおしまい😌☘️
〜ウイルス検査編へ続きます〜
NPO法人さくらねこサポートOGORI
