
PCR検査の数日後、不妊手術の事前診察の為、ハクを連れて八女市の動物病院へ行きました。
貧血気味との診断を受けましたが、手術はいつか受けさせないといけません。
当初の予約通り1/23(火)に決まり、発症の引き金になりません様にと祈りながら、お預けしました。
手術は無事成功✨
体調が回復する迄、引き続き我が家でお世話する事にしました。
万が一、手術のストレスによって発症してしまった場合はそのまま最期まで我が家で…と覚悟をしていました。
そして数日後、PCR検査結果が出たのです。
結果は「陰性」でした。
獣医師さんはこの結果を受け、簡易検査キットの会社に問い合わせをして下さっていました。
そして、そちらの会社から「検体を送って頂いたら無料で再検査をします。」と言われたと伝えて下さいました。

ハクが白血病キャリアでなければ、里親さんを募集する事になります。
里親さんになられる方に一つでも多く安心材料があった方がいいなと思い検査をお願いしました。
検査方法はELIZAで、PCRと同じ外注検査でしたが、結果は数日で出ました。
結果はこちらも「陰性」でした。
簡易検査キット会社の見解としては「陰転」だった様です。

しかし私は、「陰転」と断定するには裏付けが不十分だと感じました。
もう一度簡易検査キットで検査をして「陰性」を導き出してその時初めて「陰転」と言えるのではないかと…。
保護活動者にとって、猫白血病陰転の話は、“希望の光”です。
だからこそ中途半端な状態で「陰転しました」と判断してはいけないと思いました。
そこで、ハクには本当に申し訳なかったのですが、もう一度簡易検査キットでの検査を受けさせました。
そして出た結果は、再び「陽性」でした。

簡易検査キットとELIZA/PCRで矛盾した結果となりましたが、後者の検査方法の方が高感度かつ特異的な方法ですので、ハクに関しては「陰転ではない」という結論に至りました。
ハクの体内には最初から白血病ウイルスは入っていなかった。
ただ、ハクの血液成分中の何かが、簡易検査キットの発色物質と反応して「陽性」結果を導き出してしまったのだと思います。
簡易検査キットとの相性が悪かったと言いますか…。
そもそも簡易検査キットは100%正しい結果を導き出せる物ではありません。
院内で、ELIZAやPCRといった特殊な分析装置が必要な検査と可能な限り同じ結果が得られるように設計されたものですので、偽陽性、偽陰性どちらもあります。
簡易検査キット会社が悪い訳では無く、もちろん獣医師さんが悪い訳でもありません。
ただ、今回の様な事を経験した以上、今後のウイルス検査に対してはどうしても慎重にならざるを得ません。
初回の結果が「陰性」「陽性」どちらの結果だったとしても、初回の結果のみで判断するのではなく、必ず2回目を初回と違う会社の簡易検査キットで検査してみるだとか、簡易検査キット+PCR検査をスタンダードにするだとか…。
簡易検査キットの開発段階で得られている偽陽性、偽陰性の確率と獣医師さんの臨床所見から総合的に判断する必要があると感じました。
ウイルス検査については、保護主側の責任は大きいと感じます。
なぜならば、その結果を元にその猫の未来が決まるからです。
長くなりましたが、今回の私達の経験が保護活動をされていらっしゃる皆様の何かしらの参考になれば幸いです。
そして最後に…。
今回ハクはキャリアではありませんでしたが、我が家にもエイズキャリアの子がいます。
譲渡会にもエイズキャリアの子が参加しています。
今回ハクを引き受けて下さる予定だった「にゃんこ邸(@yumiko.408 )」さんの元にも沢山のキャリア猫がいます。
今後、キャリア猫達への理解が広がり、その子達にも平等に譲渡のチャンスが増える事を私達は切に願っています。
NPO法人さくらねこサポートOGORI
